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オンボーディングに最適!自己紹介推理ゲーム「5-Tiles」

概要

  • 5-Tiles とはそれぞれ嘘を混ぜた自己紹介をし、全員で質問しながらウソを見抜く、というゲームです
  • 新しくチームを作るときや、チームに新しいメンバーを迎えるときにおすすめです

目次

はじめに

この記事は、NFLaboratories Advent Calendar 2024 8 日目の記事です。

みなさんこんにちは、研究開発部のkuriです。普段はセキュリティトレーニングプラットフォームの開発業務に携わっており、開発チームのスクラムマスターをやっています。

本記事では、チームビルディングのシーンで使える、ゲーム性を楽しみながら自己紹介ができるワークを紹介します。

どんなときに使う?

新しくチームを作るときや、チームに新しいメンバーを迎えるときに重要なのがチームビルディングです。チームビルディングとは、お互いのことを知って関係性を築くことで、心理的安全性を高めたり、チームのパフォーマンスを上げたりするための活動です。 チームビルディングの際に、自己紹介をするためのワークの1つが 5-Tiles です。

5-Tiles のやり方

最初に、ホワイトボードと付箋を用意してください。オンラインの場合は、文字が書き込めるようなホワイトボードアプリなどを用意してください。我々のチームでは、オンラインホワイトボードツールの Miro を使用しています。

一人5つ付箋を用意します。1つは中心に置いて自分の名前を付箋に書き、その他の4つには自分に関する情報を書きます。自分に関する情報としては、趣味、最近ハマっているもの、自分にまつわるエピソードなど、パーソナリティが分かるものを書くと良いでしょう。ここでポイントなのが、4つの付箋のうち1つには ウソ を混ぜることです。全員が書き終えたら、ホワイトボードに一斉に貼ります。

5-Tiles の様子

まず、一人が自分の付箋の内容を順番に説明していきます。説明を終えたら、周りの人で内容について自由に質問をします。気になったところを聞いてみても良いし、ウソかどうかを見抜けるような質問をしてみても良いでしょう。その後、全員でどれがウソの付箋かを推理して投票します。最後に、付箋を書いた人はどれがウソだったかをバラします。この流れを繰り返しながら、全員が自己紹介を行います。

実際にやってみて気づいたこと

良いところ

5-Tiles の良いところは以下のようなものがあります。

  • ルールが簡単で理解しやすい
  • ウソを見抜くという目的があるので質問を思いつきやすい
  • ゲーム性があり、初めての人同士でも楽しむことができる
  • ウソが得意か苦手か、というだけでもその人のパーソナリティが少し分かる
  • オンラインでもオフラインでも出来る

うまく進めるポイント

メンバーの数によって付箋の数を増やしたり減らしたりすることで、全体の時間を調整することができます。 また、付箋の内容がなかなか思いつかない、という人もいるので、「趣味」や「出身地」などあらかじめトピックを決めておくのも良いと思います。

また、5-Tiles は新しくチームを立ち上げるときだけでなく、既存のチームに新しいメンバーを迎えるときにも有効です。似たメンバーで何回かやるとウソがばれやすくなるので、私たちのチームでは全員で投票をするのではなく迎えたメンバーにウソを当ててもらう、というアレンジをしました。

サンプルのタイムスケジュール

付箋の説明や質問は自然と長引いてしまうので、タイマーなどで制限時間を測っておくと良いです。私たちのチームで 5-Tiles をやったときは以下のようなタイムスケジュールで進めました。

  1. 付箋の説明をする(5分)
  2. 全員が質問をする(5分)
  3. ウソを予想して投票する(1分)
  4. 正解の発表(1分)

また、事前にオンラインホワイトボードのURLを共有し、付箋を書くのは各自でやっておいてもらいました。事前に用意しておかなくても、最初に15分程度時間を取ってワイワイ書くのも楽しいでしょう。

おわりに

今回はオンボーディングやチームビルディングで使える、ゲーム性を楽しみながら自己紹介ができるワークとして「5-Tiles」を紹介しました。私たちのチームでやったときには、癖の強いエピソードを披露する人がいたり、全員を騙しきった人がいたりと盛り上がりました。お互いのことを知るのにとてもおすすめなので、ぜひやってみてください!