はじめに
この記事は、NFLaboratories Advent Calendar 2024 - Adventar 11日目の記事です。
教育ソリューション担当のsak0sanです。
皆さん、英語でネットワーキングをすることになったら、どんな準備をしますか?
この記事では、CODE BLUEで開催されたKunoichi Cyber Gamesに参加して、英語が流暢に話せない中、いかに立ち回ったかに焦点を当ててお話しします。
Kunoichi Cyber Gamesの詳細については、おばけですさんのすばらしい参加記を参考にしてください!
qiita.com
Kunoichi Cyber Games(KCG)の概要
KCGとは?
Kunoichi Cyber GamesのHPから引用させていただくと、
セキュリティスキルの習得だけでなく、国を超えた仲間とのネットワーク構築も目的
とした若手の女性を対象とした国際CTFです。
※日本チームの場合は19~30歳の女性を対象としており、6月のSECCON Beginnersで選抜が行われました。
初開催の今年度は、国際カンファレンスであるCODE BLUE内で開催され、ヨーロッパ、アメリカ、イギリス、日本の4チームが参加しました。
本記事では、国を超えた仲間とのネットワーク構築に焦点を当てております。
スケジュール
KCGのスケジュールについては、以下の通りです。
毎日、ネットワーキングの機会がある点が特徴です。
Day0(11/13)
- 午後: セキュリティのキャリアに関しての議論・学生と一緒にネットワーキング@かえつ有明中・高等学校
- 夜: 夕食・ネットワーキング
Day1(11/14)
- 日中: CTF(Hack The Box様提供)
- 夜: KCG Party
Day2(11/15)
- 午前: Debrief・Closing
- 午後: CODE BLUEの全体プログラムに参加
- 夜: 懇親会(CODE BLUE主催)
遭遇した3つのシチュエーションと立ち回り方
ネットワーキングの機会に、英語でどのように立ち回ったかについて話していきます。
(あくまでも主観で、自分の中でうまくいったと感じた部分に着目して述べます。)
ご参考までに私の英語レベルです。
- 英語を話す業務はなし(Offsec資格の勉強・論文などで、英語をたまに読む程度)
- TOEIC 850点程度
- スピーキングが苦手(海外留学経験なし)
Lv.1
シチュエーション:
- 分かりやすい英語を使ってくれる
- こちらの理解度に合わせて表現を調整してくれる
立ち回り方:
- 非常にありがたいシチュエーションです。
- 楽しくお話ししましょう。
- 事前に話したいトピックを用意しておくと、より充実した会話になります。
Lv2
シチュエーション:
- 高速な英語での1対1
- 聞こえた単語を頭の中でつなげながら、会話内容を予想するような状況
立ち回り方:
- 「ゆっくり話していただけませんか?」と依頼すると、ゆっくり話してくれる可能性が高いです。
- それでも、会話が速く内容が理解できない場合は、積極的に質問するのがおすすめです。
- 自分からの質問をベースに会話を展開することで、返答がいくつかのパターンに絞り込めます。(パターンから外れることももちろんありますが...)また、その質問に対する自分の答えもすでに持っているため、内容を発展させやすいです。
Lv3
シチュエーション:
英語が流暢な2人の会話に入るケース(私の中では、最も難しい状況でした。)
立ち回り方:
- 聞き取れた内容に関連する質問を投げかけ、会話に入りたいことをアピールしましょう。
- 質問をきっかけに、相手も自然とペースを落としてくれることが多かったです。
- まずは「私も会話に参加したい」という意思表示が重要です。
おまけエピソード
相手(アメリカチーム):「お昼はお寿司を食べたよ」
私:「お寿司いいね。私は、ツナが好きだよ」
相手:「ツナ?それは何?」
私:「うん?ツナはツナだよ!」
相手:「おう!トゥナ!」
皆さん、まぐろは英語で、ツナではなくトゥナです。
まとめ
完璧な英語力がなくても、まずは、話しかける勇気が大切です。
相手の話すペースへの配慮をお願いしたり、積極的に質問をすることで、コミュニケーションの糸口を見つけることができると思います。
おまけ(SNS)
仲良くなった人とSNSを交換したいけれども、何のSNSがよいの?
→ 海外のチームは、圧倒的にLinkedInでした。その次に、instagram, X(旧Twitter)など
ネットワーキングした後も、つながりを切りたくないですよね。
そんな皆さんは、ぜひネットワーキングに行く前にLinkedInのアカウントを作成しておきましょう!
おわりに
英語でネットワーキングする際の心理的不安が少しでも軽減できれば、この記事の目標達成です!
Kunoichi Cyber Gamesでは、今回話したネットワーキングだけでなく、セキュリティスキルやキャリアについて多くのことを学べ、意見交換ができる素晴らしい機会でした。
この場をかりて、運営の方々、日本チームのメンバー及び関わってくださったすべての皆様に心から感謝いたします。